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2021年06月15日

●続時計の小話・第128話(セイコーの高度時計技術・公開実演会)

セイコーの『現代の名工』を顕彰された4名の技術者が東京・銀座セイコー本店でセイコー高級腕時計の組み立て・実技の公開実演されます。

セイコープレミアムブティック開店1周年記念行事として行われるそうです。時計技術に関心のある読者の方々は高度時計技術を拝見する絶好のチャンスと思います。初回は7月9日に既に行なわれました。中澤義房氏がクレドール・叡知2のスプリングドライブの組み立て作業工程を説明されました。多くの方が来場され感銘されたそうです。

7月23日は小松育清氏によるグランドセイコースプリングドライブの文字板に針取り付け等の作業実演を披露されるそうです。8月6日には照井清氏のよるセイコークレドール・トゥールビヨンFUGAKU(価格は税込5,400万円です)を手がけた彫金技術を公開されるそうです。(FUGAKUを見ましたがベゼルにサファイアの取巻があり文字板・針等も紫色の美しい仕上げになっていて波は金色加工しています。ムーブメント裏側は白を基調にして金の波を施しています。角穴車は紫色のギアをアレンジしたデザインになっています)

リオ・オリンピック陸上競技 男子100m代表に決定いたしました山縣亮太選手はセイコーがサポートしていますが100m競技で10秒を切れば褒美としてFUGAKUが授与されるそうです。凄いですね)

8月19日には平賀稔氏が機械式グランドセイコーの組み立て調整の実演をされるそうです。どれも貴重か機会ですのでお時間をお作りになり足を運ばれることをお勧めします。