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2007年01月21日

●第125話(シチズンの名作・女性用小型自動巻について)

シチズンの女性用自動巻腕時計(デイデイト付き)と言えば、すぐ思い出されるのがシチズン・コスモスターFでしょう。これも今から28年程前に開発された、シチズンの記念すべき女性用の名作と言える ムーブメントです。

直径は17,6mm厚さ4,50mmで、和英切り換えのデイデイト機能付きでした。
部品数も少なく非常にコンパクトに作られていました。

Cal、7000で21石、28800振動で、テンプ、アンクル受けは高級時計用のブリッジ方式を採用してあり、安定した歩度を保証しておりました。

自動巻機構は片巻き方式で、スイス・エボーシュのA・S(ア・シールド社)もこの方式を長く採用していました(最近修理した東京のIさんのラドーもA・S製の片巻き方式の自動巻でした。ROLEX・ETA社・SEIKO各キャリバーは両巻き方式が多いですが、一般的に片巻き方式の方が動きの軽い小さい運動の時によく巻けると言われています。ETA社クロノグラフの名機Cal、7750は片巻き方式です。両巻き方式は動きの強い時によく巻かれると言われています。片巻き方式の方が部品数が少なくて済み、薄く作れるというメリットがあります)。

シチズン・コスモスターFと共に有名な女性用腕時計に、コスモスターV2(Cal、6601)がありました。若干、シチズン・コスモスターFよりも機械が大きかった為に、若い女性や入進学用の防水腕時計としてよく売れ、一世を風靡しました。価格は当時で20000円前後いたしました(今の貨幣価値で言うと8万円位でしょうか?今から思えば中級品でも腕時計はかなり他の物価と比較して高かったように思います。現在では5000円も出せばそこそこ時間の合うクォーツが買えますものね)。

一方、セイコー舎はジョイフル(自動巻デイデイト)、コーラス(手巻き)等があり、とても人気がありました。デザイン面では若人にはシチズン、大人の女性にはセイコーが人気があったような 記憶があります。

そう言えばオリエントには現在、女性用メカ式(自動巻Cal、55742 21石)腕時計がありますが、男性用メカ式を再生産し出したセイコー舎にはまだ女性用を再生産していませんね。将来的にはセイコー舎は女性用メカ式を出す予定なのでしょうか?