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2007年01月21日

●第112話(ベトナム旅行レポート)

9月9日夜、全日空ゲートタワーホテル大阪に1泊して、明くる10日朝、ベトナム航空にて一路ホーチミン市に向かいました。

10日午後、無事にホーチミン市に到着して、ルネッサンス・リバーサイドホテルにてNさんとお会いし、ご一緒にベトナム料理を食べました。HPを通じて知り合ったNさんとは初めてお会いするので、どんな方であろうかと想像をしておりましたが、体躯の立派な背の高い人でした。いろいろと話が弾み、楽しい食事時間を過ごさしていただきました。

11日はベトナム戦争で有名なクチトンネル観光をしてきました。総延長200kmに及ぶくねったトンネルにはビックリしました。同行者(男子2名・女子2名)4名の中で、私だけトンネルの中に入ってきました。ベトコンの人々の忍耐力には驚嘆させられます。強大国アメリカが負けたのも頷けます。

いよいよ12日は本命のアンティーク腕時計探しです。Nさんの馴染みのアンティーク・ウォツチ・ショップ4店舗を見て回りました。目星をつけて7~8万円位のアンティーク腕時計10本ぐらい購入する計画でした。メーカー名(ロレックス・チュードル・オメガ・IWC・JL・GP等)・ケース・文字板が 気に入っても、ムーブメントの状態が気に入らなければ買わない腹ずもりでした。

めぼしい物を見つけては、店の方に無理を言って中の機械を見せて貰いましたが、気に入った納得がいく物がなかなか見つからず、本当に弱りました。機械に対して目の肥えた私ら職人は、アンティーク・ウォツチはなかなか買えないものとよくわかりました。ちょっとでも機械に錆があったり、ヒゲゼンマイが狂ってあったり、腕の悪い職人がいじくり回してあるものには食指が動きませんでした。アンティーク・ウォツチは結局、中の機械の状態がよくわからないアマチュアの方にしか買えないのではないかと思いました。それほどまでにどのアンティーク・ウォツチにもプロから見て妥協できない欠陥が多くありました(そこがアンティーク・ウォツチの魅力だと言ってしまえばそれまでですが)。

同行者の方からアドバイスを求められましたが、ハッキリこれはお薦めですと言える物が1個もありませんでした。折角ここまで来たのですから1本ぐらいは買っていかないと読者の方も楽しみにしておられると思い、妥協出来る品2個を買ってきました。

ROLEX Ref1601(20年前定価238000円の品・メタルバンド無し)を900$(約11万円)、ジラールペルゴーRef90530.011(現行品、定価28万円の品)を800$(約10万円)です(この2本は後日私がOHして読者の方にお売りしたいと思っております)。

一緒に旅をした3名の方は残念ながら1本も買われませんでした。お一人、コルムの時計が気に入り買われる予定でしたが、バンドの長さがあいにく合いませんでした。
アジアのどの国でもそうですがコピー時計商品が氾濫していました。13日はメコンデルタクルーズ観光してきました。その中州の島で昼食を取りましたが、そこで著名なジャーナリスト桜井よし子さんにお会いしました。テレビで拝見するよりずーと奇麗な女性でした(私は桜井よし子女史を大変尊敬しております)。